P.N:中嶋カイエ 28歳 岡山センター
『19歳、専門学校生でルーズソックス』
シュガーズクラブの伝言にメッセージを入れたのは、1月29日のこと。
『いつも夜や日曜日に暇にしている、28歳で小柄なサラリーマンの中嶋といいます。もし同じように暇してる女の子がいたら、一緒に遊びましょう。とりあえず、これを聞いた後に0をプッシュしてね。』
こんな芸のないメッセージを仕込んで待つこと半日。続々とメッセージが集まりだした。
しかし、携帯番号を入れても僕の携帯は鳴らなかった。
しかし、それから数十日が過ぎて忘れかけていた頃に電話してきたのが、今回の主人公『愛ちゃん』。
なんでも、19歳で専門学校生。
しかも、テストがあるので、勉強していて息抜きに手帳を見たら『中嶋』の名前と番号が書いてあったために、電話してみたらしい。
僕はテレビをちょうど見ていて、いきなり
『もしもし、愛です、わかる?』
と言われて、知り合いに愛ちゃんという子がいるので、その子かな?と思ったが、少し声が違っていたので、すっとぼけることにした。
『誰?前に話したことある?』
『あるよ。忘れたかなぁ~、伝言で電話教えてくれたんじゃけど』
『あっ、それってだいぶん前の話?』
『うん、思い出した?』
『いや、なんかいっぱいメッセージが来てたから、誰に教えたか忘れた』
『あはは、そうなん?』
なんて話をしてとりあえず
『今度ヒマな時に会おうや』といって切ったのですが、その後毎日のように電話がありました。
『明日は休み?今度の土曜日は?日曜日は?』
いつもこの調子で積極的にアプローチしてくるので、つい舞い上がってました。
そんなテレクラ番組内だけのつきあいも3月になったばかりの深夜2時で終わり。
速攻で会いに行きました。
昼寝していたので眠くなかったというのもあるのですが、何やら生理前で乳が張ってるらしく、こういう日は敏感なのだと愛ちゃんは言うので、喜んで行きました。
待ち合わせ場所まで15分。その間に2回ほど
『いまどこ?もう着いた?』と電話があった。
ずいぶん声だけのつきあいが長かったので会う喜びも大きい。
待ち合わせ場所で姿を確認したときには、思わず目頭が熱くなった(ウソ)。
車に乗り込んできたのは、19歳とは思えないコギャルファッション。
しゃがむと尻が丸出しになるほどのミニスカートに、ルーズソックス。
ピンクの上着と目深にかぶった白い帽子。
見た目はコギャル、化粧もコギャルでした。
なんでも、今の専門学校に入ってからこんな格好をするようになったらしく、母親にも
『あんた、19にもなってそんな格好やめなさい』なんて言われるとか。
しかし、ルックス、体型(巨乳で美乳)ともにバツグン。
99年の世紀末はじめてのゲットを飾るにはふさわしい女の子でした。
『どっか行きたいところある?』
『う~~ん、・・・・べつにないかなあ、眠たいし。』
『そうか、じゃぁいきなりホテルに行くけどええやろ』
『明日大丈夫なん?仕事。・・・起きれる?』
『大丈夫じゃ、朝ちょっと早いけど駅まで送るし』
なんて話をしながら入ったのが『オリビアアイネ』。
泊まり料金が9000円くらいつくけど、ここが一番近かったので入った。
ホテルに入ってもなんか2人とも気恥ずかしく、今まで伝言で会った男の話、僕が会った女の子の話などで盛り上がって、結局シャワーを浴びてベッドに入ったのは3時半ごろだった。
朝、目が覚めると彼女が口を開けて寝ていたので、つい笑ってしまった。
最近の子は鼻で息をせずに口で息をするという話を何かで聞いたばかりなので、おかしくって、ゲラゲラ笑っていたら彼女が目を覚ました。
少しイチャイチャして、彼女とシャワーを浴びてホテルを出たのが6時半。
『また、電話するね。ありがとう、またね』駅まで送っていった僕にそう言うと、彼女は僕が立ち去るまでずっと、見送ってくれた。
今まで会ってきた女の子の多くは、車から降りるとさっさと帰る子が多いのにこの愛ちゃんは、手を振って見送ってくれたのが一番印象的だった。
by kaiE nakajima